2011年 11月 24日
ドイツ旅行記 4日目 前半
ドイツ観光も4日目。
今日は午前中にドレスデン市内観光をして、午後から世界遺産のバンベルク旧市街を観光した後、
ロマンティック街道のローテンブルク(ドイツの中心から少し南下した所)まで行きます。
朝早くホテルを出発しました。

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ホテルの玄関に置いてあった標識。
ドイツの標識は可愛くて楽しめます。
アウトバーンを走ると、トラックの側面にも可愛いマンガが描いてあるものが多くて、
思わず笑ってしまいました。

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ドレスデン市街に到着。
早速荘厳な建築物の数々に圧倒されました。
「旧カトリック宮廷教会」(手前、現在のドレスデン/マイセン司教区の大聖堂)と「レジデンツ城」(右奥)。

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「ツヴィンガー宮殿」の一角にある「アルテマイスター絵画館(古典巨匠絵画館)」。

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「ゼンパーオーパー(ザクセン州立歌劇場)」。
オーパーとはオペラの事。
新古典主義の代表建築として有名なオペラ座です。
ゼンパーオーパーのオーケストラである「シュターツカペレ・ドレスデン(ドレスデン国立歌劇場管弦楽団)」は、
最古のオーケストラとして知られています。
現在ヘンデルの「ALCINA アルチーナ」というオペラを上映中です。

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東ドイツ時代の車「トラバント」のリムジンがありました。
車好きな主人が、
「珍しい~!!」
と感激していました(笑)

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日本人の現地ガイドさんに連れられて、「ブリュールのテラス」に上りました。
テラスに上る階段の上から、「レジデンツ城」(左)と「旧カトリック宮廷教会」(中央)と
「ゼンパーオーパー」(右)が見えます。
黄色いトラム(路面電車)が走っていました。

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「ブリュールのテラス」は、ゲーテが「ヨーロッパのバルコニー」と讃えた美しいプロムナードです。
強王アウグスト2世の息子のアウグスト3世が、ここから見えるエルベ川の美しい景観に魅せられ、
土地をを所有していたブリュール伯爵に見張り台として造らせたそうです。

手前はブリュール伯爵の像です。
右奥に見えるガラスのドームは、「レモン絞り」と呼ばれて市民に親しまれている芸術アカデミーです。

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エルベ川岸に停泊していたクルーズ船に「アウグスト」の名前が付いていました。

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「プリュールのテラス」から見た、エルベ川対岸の新市街の眺め。
左の建物が「ザクセン州大蔵省」で右の赤い屋根「ザクセン州首相府」です。
エルベ川にかかっている橋は「アウグスト橋」です。

この「ドレスデン・エルベ渓谷」は、もともと世界遺産だったのですが、
2005年に渋滞緩和のために「ヴァルトシュロッセン橋」の建設が始まったため、
「危機にさらされている世界遺産リスト(危機遺産リスト)」に登録され、
さらに2009年に世界遺産としての価値が失われたとされて世界遺産から抹消されてしまいました。

ケルン大聖堂も都市開発によって高層ビル建設の計画が持ち上がり、
景観の保持が困難になる恐れがあるとして、危機遺産リストに登録されましたが、
その後、開発計画の見直しにより景観が守られたとして危機遺産リストから抹消されました。

世界遺産から抹消されたのはドレスデンが世界で初めてだそうです。
美しい街なのに…
う~ん残念!

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テラスからは更に「フラウエン教会」(左上)が望めます。

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「フラウエン教会」。
強固な造りで「破壊不可能な教会」と呼ばれていましたが、第二次世界大戦中のドレスデン大空爆で、
直接的な破壊は逃れたものの、完全に焼損したため爆撃の翌日に自らの重さで崩壊してしまいました。
戦後は東ドイツ領土となったため、ずっと瓦礫の山の状態で残っていましたが、
戦後45年経った東西ドイツ統一の後に、全世界からの寄付により11年の歳月をかけて再建されました。

再建は元の瓦礫の資材を元の場所に戻すように造られたため、世界最大のジグソーパズルと言われた程、
困難を極めたそうです。

黒い部分が元資材で、白い部分が新しい資材です。
現在ドレスデンの歴史と復興のシンボルとして市民に愛されているそうです。

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ドイツの伝統菓子で最も美味しいとされる、ドレスデン名物のクリスマス菓子「シュトーレン」。
白い粉砂糖は、キリスト誕生のおくるみを表しているそうです。
1キロ14.4ユーロ(1500円程)と書いてあります。
1キロって、どんだけ重いお菓子なんでしょう(笑)
娘1から、
「もし見つけたら買ってきて!」
と頼まれていたのですが、朝早くてお店が閉まっていたので買えませんでした(涙)

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手工芸品のお店。
家の窓を飾るそうです。
ドイツ在住の日本人のガイドさんが、
「ドイツ人と日本人はとてもよく似ていますが、日本人と決定的に違うのは見栄をはらない所です。」
「足るを知るという事です。」
と言っていました。
物にあふれ、流行を追い、物欲まみれな日本人(私)は反省すべきだなあ、と思いました。

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マイセンの直営店。
1705年に熱烈な陶磁器コレクターだった、強王アウグスト2世の命により、
ドレスデン郊外のマイセンで磁器製造が始まり、その4年後に白地の磁器が完成しました。
美しい磁器と共に街の名前を世界中に轟かせることになりました。

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ショーウィンドウには、美しい磁器が飾られています。

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うっとりするような磁器です。
「真ん中のバレリーナが4,590ユーロって…50万円!!」
お値段をみて現実に引き戻されました(笑)

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「君主の行列」。
「レジデンツ城」中庭の外壁にある巨大な壁画です。
ドレスデン大空襲で奇跡的に戦火を逃れたそうで、ザクセンの歴代の支配者が描かれています。
102mもの長さがあるこの壁画は2万5000枚のマイセン磁器のタイルを使用して制作されたものです。
圧巻の壁画でした!!

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堕落伯(der Entartete)というあだ名がついた「アルブレヒト2世」。
悪王らしい肖像画です。

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強王「アウグスト2世」。
ポーランドを領土にするために、プロテスタントからカトリックに改宗した程の野心家でした。
プロテスタントの象徴である薔薇を、王の馬の右後ろ足が踏んでいます。
息子の「アウグスト3世」は印象の薄い王だったので、強王の父の後ろで上半身だけ描かれています。

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壁画の最後には作者のヴィルヘルム・ヴァルター(白い頬髭の男)が描かれています。

「君主の行列」の後は、強王アウグスト2世が建てた「ツヴィンガー宮殿」に行きます。

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ドレスデンの街を走るトラム(路面電車)。
一番前の車両は、ドレスデンのサッカーチーム(FCディナモ・ドレスデン)の広告車両でした。

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「レジデンツ城」。

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「レジデンツ城」の隣の「タッシェンベルク宮殿」。
強王アウグスト2世が愛人「コーゼル伯爵夫人」の為に造った宮殿で、
2階には王が「レジデンツ城」から直接通えるように渡り廊下が設けられています。
今はホテルになっているそうです。

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「ツヴィンガー宮殿」に到着しました。
強王アウグスト2世が建てたバロック式の宮殿です。
中庭は修復中でした。

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宮殿の大時計とマイセン焼のカリヨン(鐘)。

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庭園の左側は「陶磁器博物館」です。
強王アウグスト2世がコレクションした日本の伊万里焼やマイセンが展示されています。
中には入手するために、600人の自国兵士との交換を申し出たという青磁花瓶もあるそうです。

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「王冠の門」。
ポーランド王の王冠です。

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「アルテマイスター絵画館(古典巨匠絵画館)」。
入場見学しました。
内部は撮影禁止なので写真は撮れませんでしたが、うっとりする作品が沢山ありました。
主な収蔵作品は以下の通り。

ラファエロの「システィーナの聖母」
フェルメールの「窓辺で手紙を読む女」と「取り持ち女」
レンブラントの「放蕩息子の酒宴(レンブラントとサスキア)」
世界一美しいパステル画として有名な、リオタールの「チョコレートを運ぶ娘」

いつまでも座って観ていたい作品ばかりでした。

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ガイドさん曰く、ドレスデンで一番美味しい中華料理店で昼食。
美味しかったけど、何故中華料理なの?
というつっこみは無しにして…(笑)

午後は、ドイツでも最もすばらしく無傷に保存された歴史的な市街地で世界遺産のバンベルクに向かいます。



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by jirojirohirohiro | 2011-11-24 17:34 | Travel | by Jirohiro


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