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2011年 11月 24日
ドイツ旅行記 3日目 後半
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ポツダムへはバスで1時間半ぐらいかかりました。
途中で大統領官邸のベレヴュー宮を通りました。

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ポツダムに入る少し前に綺麗な湖を通りました。
「ヴァンゼー湖」という湖で、BMWカップ(ヨットレース?)の直前でヨットが沢山出ていました。

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まずは「ポツダム会談」が開催された「ツェツィリエンホーフ宮殿」を見学します。
駐車場から宮殿までの道の紅葉が綺麗でした。

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「ツェツィリエンホーフ宮殿」はホーエンツォレルン家最後のドイツ皇太子、
ヴィルヘルムの家族が住んでいた宮殿で、イギリスのマナーハウスを模して造られています。

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ユネスコの世界遺産ですが、現在は一部がホテルになっています。

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ツェツィリエンホーフ宮殿の正門。

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宮殿の玄関です。
チューダー様式の建物で、屋根には煙突が立っています。

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宮殿玄関側から正門を見たところ。

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内部から中庭を見たところ。
赤く紅葉した蔦がとても美しかったです。

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部屋から公園を見たところ。
奥の湖は「ハイリガー湖」です。
人が座っている所に当時はベルリンの壁が立っていました。
壁が立っていた頃は、湖が見えなかったそうです。

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ポツダム会談が行われた部屋。
当時のまま残されています。

ポツダム会談は、1945年7月17日~8月2日に米国・英国・ソ連の首脳が、
第二次世界大戦の戦後処理と日本への降伏勧告について話し合った会談です。

アメリカは原爆実験を7月16日に成功させました。
当初アメリカは原爆を日本に落とすのではなく、原爆の存在を日本軍に知らせて降伏を促す予定でした。
ところがこのポツダム会談で、アメリカのトルーマンがソ連のスターリンに原爆の存在を話した時に、
(ソ連はこの時点でまだ極東戦争に参加していませんでした)スターリンが顔色一つ変えなかった事から、
トルーマンはソ連も既に原爆実験を成功させていると考えました。
そこでアメリカはソ連への優位をアピールする為に、8月6日に広島に、そして3日後の8月9日に長崎に、
実際に原爆を落としてみせたそうです。
以上は、全てドイツ人ガイドさんの説明です。

過去のおそろしい過ちの歴史を聞いて、虚しさがこみ上げてきました。
「ツェツィリエンホーフ宮殿」を訪ねたことは、忘れられない思い出になりました。


「ツェツィリエンホーフ宮殿」の後は、同じく世界遺産の「サンスーシ宮殿」に行きました。

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「サンスーシ宮殿」は1745年にプロイセン王のフリードリヒ2世(フリードリヒ大王)が
夏の離宮に建てた宮殿です。
「サンスーシ」とはフランス語で「憂いのない」という意味で、政務を忘れて心からくつろげるようにと
名づけられました。

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宮殿の庭園にはブドウ棚があって、鳥がブドウを食べに来ていました。
ガイドさんに聞くと「カラス」とのこと。

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ドイツのカラスは黒くないのでビックリ。
「カア~カア~」と鳴いて飛んで行ったので、カラスに間違いないでしょう(笑)

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「サンスーシ宮殿」の正面。
フランスのベルサイユ宮殿を模して造られた「ロココ様式」の宮殿です。

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夕日が落ちた宮殿。
主がいない宮殿はなんだか寂しい気がしました。

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フリードリヒ大王のお墓。
ドイツ国民を飢饉から救うために、アンデス山脈の高地でとれるジャガイモの栽培を進めたことでも有名で、
お墓には大きなジャガイモが供えられていました。

ジャガイモをその外見から民衆が嫌っていることを知ると、 ジャガイモ普及のため自ら好んで食べたり、
ジャガイモ畑をわざわざ軍隊に警備させて、民衆の興味を引き付けたりしたという逸話が残っています。

領土を広げる戦争に疲れて人間嫌いになった晩年のフリードリヒ大王は、
最後の願いとしてこの場所に埋めるように遺言したそうです。
しかしここは王の愛犬達の墓だったため、偉大な王を犬と一緒に埋めることはできないという理由で、
遺言に反してポツダムの教会に埋葬されました。
1991年にサンスーシ宮殿に墓が移されて、現在は生前の希望通りに愛犬達と共に眠っています。

日が暮れたころ、ポツダムを後にしてドレスデンに向かいました。
ドレスデンに着いたのは、夜の9時頃でした。
お腹がペコペコです。

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夕食はソーセージ入りジャガイモのポタージュと…(美味しかった~)

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チキンソテーとジャガイモ…(大きかった~)

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デザートはバニラアイスクリームを凍らせる前のような、ふわふわのクリームにチェリーのコンポート乗せ。
(名前はわかりません~)

ドイツの歴史にどっぷりつかった一日でした。
明日はドレスデン観光と世界遺産のバンベルク観光が待っています^^



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by jirojirohirohiro | 2011-11-24 17:35 | Travel | by Jirohiro


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